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子育てコラム

子どもはおうちのルールを通してさまざまな事を学ぶ

以前のコラム、「時間を有意義に過ごす力」の中で、約束(ルール)作りの提案させていただきました。今回は、そのルールをどのようにして作るのか、作ることによってどんな影響が子どもにありそうか、について考えたいと思います。


昨年度小学校1年生と4年生のご家庭に対して教育委員会が行った「子育てに関する状況把握調査」では、スマホの使用時間など、「家庭において親子間にルールがあるか」について「ある」と答えてくださったご家庭は、有効回答数のうち3割に満たない程度でした。 この回答には、ルールは「ある」けれども、当たり前すぎて気付かなかった家庭もいるかもしれません。

ルールが「ある」家庭も、「ない」家庭も、ルールを作るにあたって、最も難しいことの一つに「子どもの意見をどこまで聞くか」があると思います。「子どもの意見は聞き入れたい」と思う反面、「親の言うことも聞いて欲しい」と思う方が多いのではないでしょうか。 子どもにとっては、話を聞いてもらうことはとてもうれしいことではあると思いますが、「自由奔放になられても困る」という保護者側の意見もあると思います。


この難しさに対して、保護者の側が大事にしていただきたいと思うことは「どんな子に育って欲しいのか」を考えることと、「なぜそう育って欲しいのか」を「子どもに伝えられるレベル」にまで細かく考えてみることです。

この作業は意外に難しいです。なぜなら、子どもは自分にとって嫌な事は聞いてくれませんし、言葉を噛み砕くことは非常に面倒だからです。

しかしこの作業は、とても重要で、おうちで作るルールが「親の都合の押し付け」になるのを防いだり、ふりかえることによってルールを見直したりすることができるのではないかと思います。

また、子どもがルールの理解を深めることによって、そのルールの大切さを知り、「ルールを守ろう」と思えるようになるのではないかと思います。


さらに、子どもの年齢によっては、「話し合う」ことが出来るのではないでしょうか。「話し合い」によって、親の想いを理解できたり、子どもの想いや状況を互いに知れたりするのではないでしょうか。この「話し合う」という作業を通して、一つのルールから、子どもはさまざまな事を学ぶことが出来ると思います。


ルールを作るにあたって、改めて「どんな子に育って欲しいか」について、時間があるときに細かく考えてみてはいかがでしょう。そしてその願いに沿った目標がどのくらい立てられているのか、どんなルールが必要そうか考えてみてくださいね。


子どもへの関わり方、声掛けの仕方、その他子育てに関してお悩みやお困り事がありましたら、ネウボランドだいとうにぜひともご相談ください。

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